【個人開発】クローズドテストの12人が集まらない?声をかけた19人の内訳と14日の数え方
この記事は、Google Playのクローズドテストで12人のテスターを集めたときの体験談です。
ご存じの方もいるでしょうが、個人の開発者アカウント(2023年11月13日以降に作成)でGoogle Playにアプリを公開するには、その前にクローズドテスト(公開前に少人数で試してもらうテスト)を通過する必要があります。条件は、12人以上のテスターに14日間以上、継続して参加してもらうことです(2026年8月時点の要件です)。
私はこの8月、自分で作ったランニング記録アプリでこの条件をクリアしました。心配していたのは人数でしたが、実際のハードルは別のところにありました。
声をかけた19人の内訳
私が声をかけたのは19人です。時期は8月19日から21日の3日間。結果はこうなりました。
| 人数 | 結果 | |
|---|---|---|
| 声をかけた | 19人 | |
| うち Android の人 | 11人 | 11人全員が参加 |
| うち iPhone の人 | 8人 | 本人は参加できない |
| iPhone のうち、家族が Android | 2人 | 家族に協力してもらえた |
参加してくれたのは、Androidの11人と、家族経由の2人で、合わせて13人。そこに私自身を足して14人になりました。
表を見てもらうと分かるのですが、誰かに断られて減ったわけではありません。そもそも、声をかけた19人の中に、Androidの人が11人しかいませんでした。 頼んだ相手は、全員が引き受けてくれました。
本当のハードルは、説得ではなく端末でした
クローズドテストはGoogle Playの仕組みなので、iPhoneの人は参加できません。私の周りでは19人中8人がiPhoneでした。国内全体でもiPhoneは4割強という調査(NTTドコモ モバイル社会研究所・2026年)があり、私の場合も大きくは外れていませんでした。つまり、「12人に頼むつもりで12人に声をかける」と、まず人数が足りません。先に自分の周りのAndroidの人数を数えて、届かなそうなら声をかける範囲を広げておくほうが早いです。
ただ、iPhoneの人でも家族がAndroidを使っていることがあります。私の場合は、それで2人協力してもらえました。「Android使ってる?」で終わりにせず、「家にAndroidの人いる?」まで聞いてみる価値はあります。
実際に送った文面
参加してもらえることになった人には、次の文面を送りました。マスキング以外はそのままです。
お疲れさまです。
インストールの準備できたので、URL送ります。
クローズドテスト用のURL
(テスト用URL)
①URL開いたら、「Become a tester」を押してください
②You are a tester が表示されたら、リンクの
「download it on Google Play」を押してください
③ストアに飛んだら、インストールをお願いします
※一部機能で、GPSの権限要求されるけど、天気の情報
引っ張ってくるために使ってるので、私の方に位置情報が
来るわけでないので、安心してください。
【お願い】
・14日間アンインストールしないでください。
・インストールできたら、私に一言教えてください。
・可能ならでよいので、レビューをお願いします。
この文面に、手順ごとの画面のスクリーンショットを3枚添えました。



英語の画面で迷わないための3枚です。スマホの操作に一番不安がありそうだった私の親も、この案内だけでインストールまでたどり着けました。
なお、14日のカウントが始まるのは12人以上が揃ってからです。これは後半で説明します。
文面にGPSの説明を入れてあるのは、位置情報の許可を求められると身構える人がいるからです。何に使っているのか、こちらに何が送られてくるのか。聞かれる前に書いておくことにしました。
レビューの出し方まで案内する
クローズドテスト中のレビューはPlayストアのアプリのページから送るのですが、その場所が分かりにくいのです。なので、送り方も画像つきで案内しました。


実際には、Playストアのレビューだけでなく、LINEで直接送ってくれる人もいました。届く経路はどちらでもよくて、大事なのは送りやすい道を用意しておくことです。ここまでやった結果、天気アイコンが見づらいという報告など、具体的な指摘が集まるようになりました。集まったフィードバックとその対応は、製品版の申請で聞かれる内容にもつながっています。天気アイコンの見え方が端末によって違うことは、テスターの意見をもらうまで気づけませんでした。自分の端末だけでは分からない部分に指摘が届くのが、テスターにお願いする一番の価値だと思います。
14日の数え方と、私が誤解していたこと
14日のカウントは、12人以上が揃った日から始まります。私の場合は8月22日に12人に到達したので、そこが起点です。進み具合はPlay Consoleのダッシュボードで確認できます。

ここで1つ、私が誤解していたことを書いておきます。私は14人集めたので「2人余裕がある」と思っていたのですが、ダッシュボードのカウントに出ているのは12人です。Googleのヘルプによると、数えられているのはテスターごとの連続オプトイン日数で、途中で抜けると再参加しても数え直しになります。私の場合、予備の2人は8月23日の参加なので、最初の12人から誰か抜けても満了が1日ずれるだけで済みますが、それは予備を早く入れていたからです。予備を入れるなら早く、が教訓です。

テスターの方には期間中にアンインストールしないようお願いしておくのが大事です。私は最初の案内と、折り返しの時期のリマインドで、2回伝えました。
テスター紹介サービスを使わなかった理由
12人が集まらないときの手段として、テスターを有料で紹介するサービスも存在します。私も途中で見つけましたが、使いませんでした。テストが終わったあとの申請では、テスト中にどんな意見をもらい、それを受けて何を直したかを聞かれます。お金で集めた知らない12人だと、意見をやりとりする関係が作れないので、この質問に書ける中身がなくなると思いました。それに、知らない人が本当に14日間アプリを入れ続けてくれるのかも、確かめようがありません。1人抜けるだけでカウントが崩れる仕組みなので、そこを他人に預けるのは怖かったです。あとは単純に、知らない人にお金を払って頼むことへの心理的な抵抗もありました。使うかどうかは人それぞれですが、私は知っている人に頼んで、実際に使ってもらう道を選びました。
まだ分かっていないこと
この記事の執筆時点でクローズドテストの14日は満了し、製品版アクセスを申請しています。いまは審査の結果待ちです。12人と14日はあくまで申請の前提条件で、通過が保証されるわけではありません。申請で何を書いたかは、結果が出たら別の記事にします。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
